講 師 | 新建新聞社 新建ハウジング 編集長 三浦祐成氏 |
タイトル | 2010年 住宅業界はどうなる? |
日 時 | 平成22年1月27日(水) |
場 所 | じゅうろくプラザ 5階 |
今年の住宅着工数は70~75万戸と言われている。
世の中が悪い、政治が悪い、等々言うのは簡単だが伸びている工務店もある。
政府発表の支援(フラット35Sの金利優遇、エコポイント等)このような状況を千載一遇のチャンスととらえ捕まえるか、逃すかで工務店の今後も決まってくる。 施主様に説明できるか否か。
十六銀行と提携して岐阜市にモデル棟を建て工務店様に利用していただく。
住宅産業大予測 2010年工務店がどうすればよいか? 住宅着工はどうなるのか?
施主心理 今年は今までにないチャンス(買い時)⇔経済の二番底(デフレ・不況)常に綱引き状態、価値観の変化・幸せとは何か?誰かに聞かれた答えられるか?家を建てるのは幸せになるため。
幸せの価値観は以前と様変わりしている。40歳以上と40歳以下では価値観に違いがある。
現在家を建てる人の価値観を捉えることが大事。
小さくても良いではないか。小さな幸せをたくさん追う。若い世代の心理を理解して提案していく事。
大きい事は良い事だ(会社・家・お金)この考えを若い世代は求めていない
成熟・ 日本は成熟社会になってきた。モデルはヨーロッパ・少子高齢化 成長は望めない。
高度成長期のモデルはアメリカ・GDPなど大きい事は良い事だ!
バブル崩壊以降は目指す物・目標がなくなってきた。
日本の成長期の記憶を持っていない人たちの価値観と40歳以上の価値観は全く違う。
高度成長期の考え方(成長+成長)に疑問を持つのが今の若い世代 豊かなのが幸せか?大きい事が幸せなのか?価値観の変化が家作りの変化につながる。
ハウスメーカーと競合する20代の社長の話年収200~300万台の人がターゲットなのになぜ競合するか
お金を持っている人もあまり家にお金をかけないようになっている。(価値観の変化)
今までのように予算の全てを家にかけなくなってきた。これからの世代の価値観をいかに提案して理解を得るか。作っては壊す今までのような住宅は通用しない
これからの住宅産業は幸せ創造産業でなければならない。
幸せを問われたらこれが私の提案できる幸せですにならなければならない。
家造りはコミュニティー造りどれだけ楽しい家を提案するか楽しさを提案し続ければ行列のできる工務店になれる。成長の否定ではなく身の丈に合った成長をする事。
良い家を造るのと大きくなるのとは全然違う。平均点のタマフォームとは同類にならない事下り坂の中でも小さな幸せを見つけて地域から尊敬される会社になる事が大切今までのGDP至上主義から今後はGNH(国民総幸福度)至上主義へと変化していくだろう成長が望めないからこそ楽しい家・小さな幸せのある家を提案して行く事が大事。
2015年までは世帯数が増える事が想像できるがそれ以降はガタンと減り空き家が多くなる
長期的にみると家は減り賃貸の家賃も下がり一生貸家で良い人が増えていく(家賃のデフレ)
総額を抑えた家が人気になり賃貸住宅の人気も高まるだろう。持ち家の幸せ度をしっかり伝え提案して行かないと競争に負ける。楽しい家を造りコミュニティー造りを今まで以上にしっかりとして家を建てる意味を施主様に伝え提案して行く事が必要となる。楽しい家を建て小さな幸せを見付けませんか?
小さなこだわり・小さな暮らしにあこがれる30代・20代は増えている。自分なりのこだわりを持って楽しむ事を望んでいる人も多くなっている。
ハウスメーカーの家を買うよりはと考える人が丁寧な暮らし・小さな暮らし・小さな幸せを求めている
趣味は何ですか?の問いに趣味は家です。家でできることが趣味ですで良い 趣味にならお金も使え趣味なら楽しくやりましょう。小さな幸せは家によって起こす事ができる。
幸せとは何か? 30代以下の人はスモールイズビューティフルに響く人が多い。
キーワードは暮らし。家を使ってどう提案していくか?そこに工務店の生き残る道がある。
提案力の無い工務店は経済・ハウスメーカー・賃貸に負けていき生き残りの術がなくなる。
幸せをどう提案していくかによって工務店の未来も決まって行くだろう。
タイトル:【2010年 住宅業界はどうなる? 】
日 時:平成22年1月27日(水)
時 間:午後2時~午後4時30分
場 所:岐阜 じゅうろくプラザ ⇒ アクセス
講 師:新建新聞社 新建ハウジング
編集長 三浦祐成氏